アールスメロン・マスクメロン・クラウンメロンの違いとは?

アールスメロン・マスクメロン・クラウンメロンの違いとは?

ギフト部 畑谷です。


メロンのお話をもう一つ。


前回メロンのことを書くにあたって、アールスメロンとマスクメロン、どちらの呼称を使うか・・・と迷い、ネットで検索していたところ、上記のような質問がたくさん載っている某Q&Aのサイトを発見しました。


クラウンメロンって何?マスクメロンとは違うの??と思われる方も多いようで、何が違うのか??を書いてみたいと思います。


【"クラウンメロン"はブランド名、品種は"アールスフェボリット"(アールスメロン)です。】


アールスメロンの生産量日本一を誇る静岡県には、メロン専門の農業協同組合である「静岡県温室農業協同組合」があり、さらに地域によって 静南、袋井、磐田、浜松の4つの支所に分かれています。
その4つのうち、袋井支所が、"クラウンメロン支所" という名前になっていて、同支所に所属している生産者さんのメロンに王冠マークをつけ、"クラウンメロン"として出荷しています。
なので、クラウンメロンというのは袋井支所から出荷されるアールスメロンのブランド名なんですね。
また、"マスクメロン"という名称は、ムスク(Musk・じゃ香)のようなよい香りのするメロンというのが由来で、主にアールスメロンのことを指して使うことが多く、品種名とは異なります。
かといってアールスメロンに限定されているわけではなく、マスクメロン=アールスメロンというわけではないようで、香りのいいメロンの総称・・というところでしょうか。
"マスクメロン"の定義というのは、厳密に決まったものは無いようですが、「静岡県温室農業協同組合」のマスクメロンは、アールスメロンを

  1. ガラス温室で
  2. 地植えではなく、大型のプランターのような容器(隔離ベットといいます)を使用し、
  3. メロンの株1本から1玉だけを収穫する

という方法で手塩にかけて栽培されたものです。ですので、"クラウンメロンはアールスメロン(品種名)であり、マスクメロン(通称)である"ということです


ちなみに・・・
静岡県温室農業協同組合 には、袋井支所(クラウンメロン支所)以外にも3つの支所があり、この静南、磐田、浜松の3つの支所から出荷しているマスクメロンには、"アローマメロン"というブランド名がついています。
このアローマメロンも、クラウンメロンほどの全国的な知名度はないかもしれませんが、品質はクラウンと変わらない素晴らしいマスクメロンです。


某Q&Aサイトでは、マスクメロンの最もよいものが"クラウンメロン"という名前で流通している・・・というような回答もありましたが(しかもベストアンサーに選ばれてる!!)、栽培方法も品質もアローマメロン、クラウンメロンともに変わらず、どちらも日本一といっても過言ではない、レベルの高いマスクメロンです。


このシールが貼ってあれば間違いなし!


ぜひ店頭で静岡県産のマスクメロンをチェックしてみてくださいね。

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